める戦記。〜序章〜
世の中に、悪、と、
一言で片付けられる存在は、いない。
それでも、光のあるところには、
影があるように、
どうしても、影を好む人種がいる。
これは、そんな影を好む者達と、
戦う者達の、
歴史には、決して大きく残らない、
けれど後世に語り継がれる、
物語のうちの、一つ。
アデン大陸へ、一人旅立った少女は、
長い旅路の末、
一つの地に辿り着く。
しばし平穏な日々を過ごすも、
ある日、平穏は破られる。
彼女の愛する人達を、
蹂躙する者が、現れたのだ。
平穏な地を荒らされた、
彼女は、
一人で戦うことを決意する。
彼女の、愛する存在を守る為に。
める戦記〜序章〜
物語は、今も続く。